「その物語もエルフの長い人生の一つに過ぎない」葬送のフリーレン レビュー!

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葬送のフリーレンとは?

葬送のフリーレン』(そうそうのフリーレン)は、山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)による日本の漫画。『週刊少年サンデー』にて、2020年22・23合併号より連載中

2021年に第14回マンガ大賞および第25回手塚治虫文化賞新生賞を、2023年に第69回小学館漫画賞受賞。

あらすじ

このアニメは勇者一行、と長い時間を生きる本作の主人公フリーレン(エルフ)の物語です。

普通に生きていれば人間は精々100年くらいしか生きれません。

エルフは人間の約10倍、1000年は軽く生きるそうです。

勇者一行との魔王を倒す旅に出たそんな何年もの時さえもフリーレンにとっての長い人生のほんの少しでしかありません。フリーレンと勇者一行達は、いずれ魔王を打倒し世界に平和が訪れます。勇者一行達もそれに伴ってみんな別々の道を歩みはじめます。それから50年、、

お爺ちゃんになってしまったヒンメル(勇者)

過去のヒンメルの面影はなく、フリーレンもどこか悲しそう。

やはり人間の命なんてこんなものかと、、

更に時が経ち、ヒンメルは死んでしまいます。エルフの長い寿命が人間への関心自体を薄くしてしまいそれまで人間を知ろうともしなかった自分に涙します。悲しみに困惑しつつもフリーレンは魔法の書を探しに旅に出ます。

それから更に20年。

同じ仲間であったかつての仲間ハイターの所を訪ねます。

ヒンメル(勇者)と同じ人間のハイター(僧侶)も同じく生い先がもう長くありません。

ハイターに魔導書の解読とフェルンを弟子に取るように頼まれます。

4年の時が経ち魔導書の解読を終え、一人前になったフェルンとハイターの最後を看取りまた魔法書を探しに旅にでます。

感想

全体的に戦闘シーンは少なめですが、長く生きてきたエルフと、エルフからすると短命の人間達と歩んだ短くも濃ゆい思い出を振り返るアニメになっています。フリーレンは勇者達と共に歩んだ旅路を辿りながらヒンメル達とあんな事があったな、こんな事があったなと思い出しながら魔法書を探します。

普通のよくあるアニメでは勇者達と世界を平和にするまでが描かれますよね。このアニメは倒すまでの旅路は端折ってその後平和になった世界で勇者が亡くなってしまった後、長命であるかつての仲間であったエルフのフリーレンがどういう旅路を歩んだか、が描かれます。勿論生き残っているのはフリーレンだけではありません。

中にはドワーフのアイゼン、魔族の元魔王軍の配下達もいます。

そんな仲間や敵と会いながら今までの旅路を振り返ったり大魔法使いであるフリーレンの強さに触れていきます。

時には宝箱が大好きなフリーレンがミミックにひっかかったり、、弟子のフェルンとの日常やアイゼンの弟子シュタルクとの絡みが面白かったり、そんなギャグ要素も少し含むどこか悲しげだけど心温まる作品になっていると思いました。

どういう人が向いてるか?

上記でも触れたように戦闘シーンは少し少なめです。バリバリのバトル漫画を期待して見るのは辞めたほうが良いです。可愛い女の子が好き!見ているとどこか懐かしくもなり、ほのぼのとしたギャグ路線が好き!そんな人には楽しめるのではないかなと思います。

まとめ

『葬送のフリーレン』は、エルフの主人公フリーレンが、勇者たちと共に魔王を倒し、長い歳月を生きる中で彼らとの思い出を振り返りながら、新たな弟子と共に魔法の書を探す旅を続ける物語です。戦闘シーンよりも、長命の存在としてのフリーレンの内面や、短命ながら濃密な人生を送る人間たちとの関わり合いに焦点を当て、ギャグ要素も交えつつ、どこか悲しげで心温まるストーリーが展開されます。バトル漫画を求めるよりも、人生の移ろいや深い絆を感じたい、ほのぼのとした物語を楽しみたい方に特におすすめの作品です。

画像引用元:アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト (frieren-anime.jp)

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